SBの日常的生態

第16話で闇練できない時や会社にいる時の『SB（スケート馬鹿）』の行動を書いたけれど、インラインスケートを始めると日常の行動が変わるし、目にする風景の見え方も変わってくるもの。

例えば……

1. 公園に行くと、滑れそうな場所やレッジなどを探してしまう。
2. 大きな橋などを見つけると、高架下が雨天練習場として使えないか気になる。
3. 街中を歩いていても、アスファルトのキメの細かさをついつい気にしてしまう。
4. 街中でレッジを見ると、グラインドができそうか、高さや表面を確認してしまう。
5. “飛燕”の練習を始めると、時間を見つけてはクローズ足の癖を付け始める。
6. 足の指を開いて足裏の感覚を確かめながら歩く。（“2輪目乗り”の感覚を常に養う感じで）
7. ぐるっと体を半回転させなければいけない時など、効率の良い重心移動で少ない歩数を心掛ける。
8. 後ろを向く時は片足のかかとを軸にして半回転する。
9. アウトレットに行くと、転んで穴が開いてもOKな練習用の安いジーパンを探してしまう。
10. ベアリングの規格に詳しくなる。
11. 硬度の単位がA、B、Cだと知る。
12. 今まで夜のニュースでチラッとしか見なかったアイスのフィギュアスケートを生放送でじっくり見るようになる。
13. お風呂で石鹸が手からツルッと滑り落ちても、瞬時に膝を曲げてキャッチできるようになる。
14. 雨の日は何をして過ごしたらいいのか分からなくなる。
15. 結局雨の日は、普段しない普通のデートをすることになる。
16. そしてデート中、「スケートと私、どっちが大事？」と聞かれて「スケート」と答えてしまう……。

これは全て管理人のことですが、皆さんはいくつ当てはまりましたか？

もっとマニアックな行動もあるかもしれませんが、もし彼女から2択を迫られたら「スケート」と答えずに、嘘でもいいから「もちろん君だよ！」と答えましょう。

これから何かとデートが増える季節、無駄な修羅場をくぐる必要はありません。くれぐれもご注意ください。(笑

《高田健一》