【POINT】

1. 両足のつま先に乗る（つま先荷重）
2. これから通過するパイロンを見る
3. 筆を返しながら蛇行させるような感じで

基本的にはフロントパラレルの前後逆の動きをします。

両足ともつま先荷重で、1輪目に70〜80%くらい、2輪目に30〜20%くらいの荷重状態です。ロッカリングしている場合は、かかと側の3輪目と4輪目が地面から浮きます。ただし、ブーツの中でかかとが完全にインソールから浮いてしまっている場合は操作性が悪くなるので、足首付近の靴ひもやバックルを締めたりして、かかと浮きを防止してください。

膝をしっかり曲げ、軽く腰から折れる前傾姿勢となり、後方への転倒を防ぎます。

また、上半身を軽くひねって肩越しに進行方向の視界を確保し、パイロンを見るようにします。この時に上半身を開き過ぎると足が前後にバラけやすくなり、きれいなバックパラレルにならなくなります。

つま先荷重のまま、かかとを左右に振るようにして蛇行させます。この時、カーブの内足のアウトエッジを使うようにして、自分のブーツを毛筆の筆に見立ててなめらかなジグザグを描くような気持ちで、テンポよく蛇行していくと、きれいなバックパラレルができると思います。

この技はシザースに形にならないため、バック系のスラローム技の基本姿勢を取らない技ですが、きれいに見せるためには膝と足首を柔らかく使う必要があるので、なめらかに滑るための良い練習になります。