slalom
スラローム
 フロントワンフット 
– One Foot –
★★

《片足でパイロン間を蛇行していく技》


フロントワンフット [One Foot]

ライダー  

使用ギア  

【POINT】

  1. 完全なかかと荷重(4輪:3輪=8:2くらい)
  2. 蛇行するというよりつま先を振るだけ
  3. フリーレッグは膝を曲げて軸脚の後ろに

ワンフットでスラロームをする前に、片足(ワンフット)でまっすぐ10m以上は進めるようになておいた方がいいです。数回蹴ってある程度のスピードをつけ、つま先と胸と顔が同じ方向を向いた状態で片足になって10m以上。この時、ウィールは地面と垂直、接地している軸足は膝が軽く曲がった状態でかかと荷重、もう片方の上げている方の足(フリーレッグ)のブーツは軸足の後ろ、上半身は若干前傾で後方への転倒を防ぐようにします。

上記の姿勢で10m直進ができるようになったら、そのままの姿勢で曲がりたい方向に軸足のつま先を振ります。そして今度は逆方向につま先を向けて反対側に曲がります。かかと荷重ができていればつま先が浮き気味なるので、足首を使ってつま先を振ることができるはずです。

このワンフットで左右に曲がることができるようになったら、その蛇行のスパンを短くしていくとパイロンに入れるようになると思います。最初は1.5mや1.2間隔ではなく、1個飛ばしの3mや2.4m間隔でもOKです。そうやって片足で曲がることに慣れていって、徐々に間隔を短くしていってもOKです。

1.5m間隔のパイロン内でフロントワンフットができるようになってきたら、今度はブーツをほんの少し傾けて曲がってみましょう。自転車で曲がる時、ハンドルを曲げることもしますが、体も傾けると思います。そんなイメージでブーツを傾けてウィールの内側(インエッジ)と外側(アウトエッジ)を使っていきます。これができるようになると、腰から上はパイロンの真上に位置し続けたまま、足だけが蛇行して進むことができ、上半身がブレることがない安定した姿勢でフロントワンフットができるようになり、スピードをどんどん上げていけるようになります。

高速でワンフットするには、思いっきり助走をつけるのも手ですが、デュアルレースなどで助走距離が短い場合は、ワンフットのままパイロン間で漕ぎます。軸足のかかとを使ってインエッジやアウトエッジで地面を蹴ったり、フリーレッグを振って漕いだりします。当然これは難易度が高いですが、超低速や静止状態からワンフットで加速してトップスピードにもっていく練習などをして習得していきます。